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東淀川区薬剤師会で講演をさせていただきました

先日、東淀川区の薬剤師会向けに、IBD(炎症性腸疾患)に関する講演をさせていただく機会がありました。
IBD患者さんは年々増加傾向にありますが、現在は主に基幹病院がその診療を担っているのが現状です。

今回の講演では、そうした診療体制から、地域の診療所やクリニックでも

 

少しずつ対応できるようになるために――という思いを込めてお話しさせていただきました。
講演後には、多くの薬剤師の先生方からご質問やご意見をいただき、

日頃からIBD患者さんに対して服薬指導を工夫されている様子を知ることができ、

とても有意義な時間となりました。
その中で特に印象に残った質問がありました。

それは「クリニックと薬局で、どのように患者さんの情報を共有すればよいか?」というものでした。
私自身、「患者さんの情報共有は、疑義照会と同じように、電話一本で済む話ではないか」と

思っていたのですが、もしかするとその“電話一本”すら気軽にできない関係性になっているのでは…

と、ハッとさせられました。
診療所と調剤薬局がしっかりと情報を共有できなければ、医薬分業の本来の良さは発揮されません。

患者さんにとって安心・安全な医療を提供するためにも、

今後、当院としても薬局の皆さまから「連絡しやすいクリニック」であるよう心がけてまいります。
今後もこうした機会を通じて、地域全体でよりよい医療体制を築いていければと願っております。